HELIKON-TEX GUN Fighter ソフトシェルジャケットレビュー
おはこんばんちは。
ちょうどHELIKON-TEXのGUN FIGHTER ソフトシェルジャケットを使用して1年が経ちました。これまたレビューが少ないので他の方の参考になればということ、冬の使用は二回目ということでそのあたりも兼ねてレビューです。
L7のめっちゃ暖かいジャケットの方はこちら。
multicam12.hatenablog.comもともと同社のパトリオットフリースの上に着て防寒着として使うために購入しました。パトリオットフリースで保温し、風などをGunfighterソフトシェルジャケットでカバーするという感じです。
ハードユースに関しては、大切なソフトシェルジャケットをそんなことに使えるか!!と思ってるのでわかりません。せいぜい軽い登山に使ったぐらいですね。
HELIKON-TEX GUN Fighter 特徴
- ソフトシェル・四方向ストレッチ性シャークスキン
- テフロン加工
- Helikon-Tex ウィンドブレーカー
- 軽量インナーフリース
メーカーの商品説明からの抜粋です。
このHELIKON-TEX Gunfighterは後述しますが、外被となるシャークスキン素材だけでなく、中にきちんとフリースが別生地として縫い付けてあるのでソフトシェルジャケットにしてはぶ厚めです。ビニール袋かと見間違うほどのペラペラなPCU L5のソフトシェルとmont-bellのソフトシェルも持っていますがそれらと比べると明らかに生地は肉厚です。そしてそれがこのジャケットの評価を難しくしているわけですな。
インナー選びに困るんですよ。
全体像
購入したカラーはトップ画像でもあるシャドーグレイ。まあ濃い灰色ですわな。
内側にフリースが縫い付けてあるので他社のソフトシェルに比べると少しぶ厚め。肌触りはよいのですが肉厚なので結果としてゆったりとしたジャケットではなくなっています。なのでインナーはそれなりに選びます。
当初の目論見であった同社のパトリオットフリースを着るともうピチピチ。これが用途に悩むところです。秋口といえど、Gun fighter一枚だと寒い。だけどインナーを着ようとするとピチピチ。併用が実に難しい。ペラペラでゆったりしてたらまだ考える余地はあるんですけどね。
機能面
ソフトシェル・四方向ストレッチ性シャークスキン
シャークスキンというとTAD GEARを思い出します。それと違いがどうあるのかわかりませんが、それなりに伸びます。これ以上書くこと無い(笑)
撥水性
小雨程度なら弾いてくれます。土砂降りを再現すべく洗面所のシャワーを使ってみました。
シャワーをあてて2秒ぐらい。後ろで結構な勢いでシャワーがまだ出てるのがわかると思います。水を弾いた部分と若干染み込んでいる状態なのがわかります。個人的にはもっとがんばって欲しかった。
バサバサっと袖を振って水を落としてみました。色が変わっているところは水が染み込んでしまっています。ヒヤッとした感触はありますが、湿っているという感覚はありません。
タオルで拭き取った状態です。水が浸透しているのがわかります。
外部ポケット
- 前面のお腹の左右に1つずつ
- 左右の二の腕に1つずつ
- 左の手首側に1つ
合計5つです。
前面のお腹のポケット
ポケットの入口はM4のマガジンが余裕で通るぐらいの大きさです。ポケット内部の大きさとしてはロディアのNo.16(14.8 × 21.0 cm)が入るぐらいですね。ただ、ロディアNo.16自体は入れるのが難しいです。中に小物が入れられるスリットが1つありますが、iphone7 plusだとけっこうキツく、押し込まないといけないぐらいです。
ポケット内部にはヘッドホンのコードを通すためのザラブ星人の口みたいな穴があいてます。ジャケット左側の内側にiphone7plusがぴったり入るサイズのポケットがついているので、そこに音楽プレーヤーなり無線機なりを入れてコードを外に出して使ってくれということでしょう。
右側ポケットの謎
意味がわからないのが右側です。当然右側にも同様のポケットがあるのですが、ジャケット内側には左側にあるポケットがない。つまり、コードを通す穴はあるのに、内側にコードを使う機器類を保持するポケットがないのでどうやって使うのか謎なんです。左側の内ポケットに機器を入れて右側の穴からコードを通すことぐらいしか思いつませんがそんなことする人いるんですかね・・・?
左手首のポケット
ちょうど大人の男の手が手首まですっぽり入るぐらいです。深さ、幅がそれぐらいですね。
手首までずっぽり入るっていうとガバガバな印象がでますね。
二の腕のポケット
左手首のポケットより数センチ奥がせまい感じです。手首のところよりポケット小さいんだ、と驚きました。意外です。ここにもコード類を通すための穴が開いてます。
袖
同じ写真ですんません
袖そのものは伸縮性があって簡単に裾をあげられるのでトイレなどちょっと手を洗ったりするときなどは便利です。僕がHELIKON-TEXの製品を買って最初にびっくりしたのが袖の部分です。というのも袖のベルクロのオスにあたる部分がナイロンではなく、硬質ゴムになっているんです。超オシャレ。人工芝の様になってます。
ただこれ接着力についてはイマイチ怪しい部分があるのと、硬質ゴムなので分厚く、しならないのでどこかにひっかけて剥がれてるってことが普通の生活でもありました。実用性で言うと普通にベルクロにしてくれた方が良かったかもしれません。これは賛否わかれるところですかね。
襟
襟の内側は外被、シャークスキンと同じです。ちょうど写真を見るとインナーフリースと襟の素材の違いがわかると思います。ここは他の部分と同様フリースを当てておいてほしかった!触るとヒヤッとします。
フロントファスナー
個人的にはここは嫌いです。使いにくいんですよね。"HELIKON-TEX GEN.III Level-7 クライマシールド ジャケットレビュー"でも書きましたが、割と精密な動作が必要とされるタイプのファスナーです。さっと外すとか、さっと閉めるってことがやりにくい。そして一度かみ合わせがおかしくなりました。
総評
色々と書きましたがソフトシェルジャケットとしてはそれなりではないでしょうか。タクティカルな用途に使えるのか?という疑問はすいません、わかりません(笑)。機能としてはそれぞれがきちんとしていて、縫製もよいので安心できる製品だと思います。唯一の不満はフロントファスナーぐらいですね。それ以外は自分の用途では不満はないです。今は真冬なので厳しいですが春先にはまた出番がでてきそうで楽しみです。